2014年度 社会人講話
「社会人講話(ようこそ先輩)」  
 三条高校教諭 長谷川 栄一

7月4日(金)の午後、各界で活躍されている三条高校の卒業生11名を講師としてお迎えし、仕事やご自身の体験について語っていただく第11回社会人講話を開催いたしました。

生徒の感想から抜粋

(理学)
気象学とはどのようなことを学ぶ学問かということについて学びました。大泉先生からは千葉県粕市にある気象大学枚について詳しく教えていただきました。

気象大学校という学校は今回初めて知りましたが、気象業務に直結した教育を15人単位の少人数で学ぶと分かりました。

具体的には、体系物理学、気象力学、地震火山学、メソ気象学(積乱雲などの研究)があり、「気象」一つをとっても、物理、化学、生物、地学全ての要素が絡んで成り立っているんだなあと感じました。

大泉先生は、高校で学んだことは今すぐには役立たなくても、何十年後かに役立つこともあるとおっしゃっていました。

(工学)
今は、工学にも人間に関する知識が必要であるということが分かりました。工学と人間はとても密接に関係しており、牧口さんは、大学で心理学を学び、トヨタで自動車開発をしています。

工学の専門の知識も大切だけどそれ以外のことも知っておかないと、社会では役に立つことが難しいということが分かったので、これからは、いろんなことを学んでいきたいと思います。

(法学)
私は裁判と言うと弁護士は無罪を勝ち取るために仕事をするというものだと思っていました。でも、反省させるところはしっかり反省させるという先生の言葉を聞いてカッコ良いなと感じました。

また、弁護士は相手とバトルをするイメージもあったのですが、最近では頼れる親族が近くにいない高齢者のお金の管理という仕事なども増えてきていると聞いて意外に弁護士は私たちにとって身近なものなんだなと驚きました。

(福祉)特に話の中で強く印象に残っているのは「私たちが主体ではない。あくまで主体は介護される人。」ということだっは具体的に言うと介護される人のやりたこと、つまり、自分でご飯を作りたい、芸をやってみたい、旅行へ行きたいなど要望を中心に介護をしていくということである。

介護と言えば閉鎖的な環境の中で受けると言う印象が強かったのでその考えとは真逆であると言うことがわかった。

(教育)
今日の社会人講話はリーダーに必要な素質についてお話しいただきました。相澤さんは自衛隊でご活躍されました。その相澤さんのお話の中で、リーダーに必要な素質についてがとても印象に残りました。

「人間的魅力」「専門知識」「卒先垂範」「管理能力」「必要理由を伝える」の五つがこれから教師や人の上に立つ仕事をする上で大切なことだそうです。この五つのキーワードを「絶対将来まで忘れずに心に刻んでおこう」と思いました。
平成26年度 社会人講話講師一覧
グループ 区分 氏名 勤め先など
1.理学 気象 大泉三津夫
(昭51高28回)
気象大学校
2.工学 機械 牧口 実
(昭54高31回)
トヨタ自動車
3.医療保険 医学 鍛冶 康之
(昭52高29回)
どうや胃腸科医院
4.生物農学 獣医 小柳 圭太
(平5高45回)
動物病院JET
5.人文科学 語学 内田 義雄
(昭32高9回)
元日本放送教会
6.社会科学  法学 広田 貴子
(平8高48回)
弁護士 
経済 市島 芳巳
(昭57高34回)
三菱UFJ信託銀行
福祉   加藤 裕子
(昭48回高25回)
 地域たすけあいネットワーク
7.教育 教育A 相澤 武
(昭33高10回)
元防衛大学教官
教育B 丸山 修
(昭46高23回)
元三条市立小学校長
8.芸術 音楽 笠原 厚浩
(昭54高31回)
オトノハコ(株)
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