2015年度 社会人講話
「社会人講話(ようこそ先輩)」  
 総合学習委員会 酒井 典久

7月3日(金)の午後、各方面で活躍されている三条高校の卒業生15名をお招きし、第12回社会人講話を開催いたしました。

講師の先生の三条高校時代の思い出やご自身の専門分野に関するお話など、その内容は多岐にわたりました。

講話が終わり、何人かの生徒に「どうだった」と尋ねたところ、「すごくためになりました」、「感動して涙が出そうになりました」などの感想を聞くことができました。生徒たちが将来を考える上でとても参考になったと思います。

生徒の感想から抜粋
(教育)
私はこの話を聞くまで、司書という仕事の内容はあまり分かりませんでした。

しかし、司書は私の知らなかったところでたくさんのことをしていたのです。司書として一番大切なことは、利用する人とコミュニケーションをとることだそうです。利用者の話を聞きながら探している本を見つけ、本と人の架け橋になることが大切だとおっしゃっていました。

また、これまでは、司書は「待っている」というスタイルでしたが、今は、様々なイベント等を企画して人に働きかけ、図書館が「みんなが集う場所」に変わったと聞きました。私は、自分の分からないところで司書の方がこんなに働いていたのだと気付かされました。

(生物農学)
和田先生がおっしゃったことでとても印象深かったことは、大学選びで人生がほぼ決まるということです。

私は魚などの水生生物に興味があるので、海洋学部がある大学をいくつか志望しています。

和田先生がおっしゃっていた、好きなことの勉強をずっとしなければいけないということが幸せであるということが、とてもかっこよくて、私も浪人してでも行きたい大学に行って、和田先生のように自分の好きなことの勉強がずっとできる幸せな人生にするという目標ができました。

(医療保健)
病院というものについて理解を深めることができました。私は小病院では高いレベルの治療を受けられないと思っていたのですが、本当はそ
ではないということがわかりました。

小病院であるからこそ、人とのつながりが深く、小回りが利き、多くの点を発見することができ、治療も早いということ。

そして、医師も、大きな病院等で研修をされた方がいらっしゃるので、大病院と同等の治療を受けることができることがわかりました。

(社会科学)
先生が講話の最初にお話しされた「若者の活字離れ」は、私がその「若者」の一人であるので、とても自分に近い話でした。私自身、ニュースはニュースアプリで読みます。

しかし、先生のお話を開いて、家で新聞をとっているのにそれを読まないなんてもったいないと思いました。

ニュースアプリとは違い、新聞は決められた字数の中にプロの記者たちが選び抜いた言葉で真実を伝えてくれるメディアであると、私は考えています。必要な情報が収められた新聞には、記者の熱い思いが込められているのだと思います。私の幼い頃の夢は雑誌編集者になることでした。高校に入り、その夢ははっきりとしないものになってきましたが、自分の夢に必ず新聞は役に立ってくれると感じました。

今回は貴重なお話、本当にありがとうございました。
平成27年度 社会人講話講師一覧
グループ 区分 氏名
1.理学 科学 山保 太郎
2.工学 建築 飛田 潤
   機械  山田 正明
3.医療保険 医学 石塚 基成
   看護  永田 久美子
4.生物農学 獣医 和田 甲臣
5.人文科学 語学 大渓 太郎
6.社会科学  法学 山田 眞一
経営 西潟 精一
マスコミ   月出(ヒタチ)清
会社・ボランティア  小林 治
7.教育 教育A 有本 教子
教育B 中村 多仁子
8.芸術 デザイン 梅田 大輔
9.生活科学  食品  吉川 吉彦
閉じる