「ご挨拶」
同窓会会長 野水 重明
三条中学校・三条高等学校同窓会会員の皆様には、ますます
ご健勝のこととお慶び申し上げます。また、平素より同窓会活
動に対して深いご理解と多大なご協力を賜り、厚く御礼申し上
げます。
新型コロナウイルス感染が続く中、第3回目のワクチン接種
が進んでおります。最前線の医療・介護従事者をはじめとした
各方面でご尽力される皆様に心より敬意と感謝を申し上げます。
加えて、東日本大震災から11年を迎えた3月16日には福島県沖で
大きな地震が発生し、その被災状況に心を痛めております(2
022年3月25日執筆)。全同窓会員の皆様がお元気でいらっ
しゃることをお祈り申し上げます。
我が母校三条高等学校におきましても、3月1日に無事卒業
式および同窓会入会式が執り行われました。内田卓利校長先生
をはじめとする教職員の皆様のご指導により教育活動を推進頂
き、在校生の皆さんが困難な時期を逞しく乗り越え成長されて
おられることをご報告申し上げます。
さて、長引く新型コロナウイルス感染症による影響や自然災
害など未曽有の災禍、またロシアとウクライナの国家間の争い
など、私たちを取り巻くあらゆる環境が目まぐるしく変化し続
け、いわゆるVUCAの時代として将来の予測が困難な状況に
なっております。
このような混沌とした先の見えない時代では、柔軟かつ独創的
な発想力や決断力、対応力をもった人材が必要とされます。まさ
に、わが母校三条高等学校で学ぶ「自主自律精神の涵養」「情操
豊かな人間性と創造力の育成」の通り、自ら考え判断し、行動で
きる人材がこのVUCAの時代を切り開き、リーダーとなってイ
ノベーションを起こしていくのではないかと感じております。
昨年の三条中学校・三条高等学校同窓会総会・懇親会で小島正
芳元校長先生よりご講演頂きました、三条高等学校校歌の2番に
込められた意味について改めて思い返しますと、
「茫々百里蒲原の 広野を呑むや信濃川 来れ憂事逆巻きて
尚身の上に来たれかし いざやためさん我が力 琢磨は石を玉と化す」
〝人生には辛く悲しいことに遭遇することが多いが、逃げずに
一生懸命に耐えながらも工夫してチャレンジすることが人間を高
める。〟この歌詞の意味が示すように、建学の精神を大切にしな
がら三条中学校・三条高等学校を卒業したことに誇りを持ち、
社会貢献してまいりたいと思います。
ところで、我が母校三条高等学校は令和4年に120周年を
迎えます。同窓会では、120周年事業を通じて母校の創立か
らの歴史を振り返り、先人を偲び、今後なお一層の躍進・発展
を祈念するとともに、在校生やこれからご入学される生徒の皆
さんの学習環境の一層の充実を図りたいと考えております。記
念行事と致しましては、記念式典、記念講演、記念祝賀会を令
和4年10月22日(土)に開催する予定です。また、昨年三条高
等学校は文部科学省からWWL(World・Wide・Learning)の
指定校に推薦されたこともあり、グローバルな人材育成のため
の海外研修支援の他、吹奏楽部の楽器購入や記念誌の発刊、記
念品の制作を計画しております。皆様からお寄せいただく大切
な寄付金は有意義に活用させて頂きます。
この120年の間3万人を超える有為な人材が、日本はもちろ
ん、世界に羽ばたき、世界の発展に寄与してきたと言っても過言
ではありません。新型コロナウイルス感染症は人と人との繋がり
がますます重要であることを知らしめ、同窓生の繋がりや絆の大
切さを再認識するきっかけにもなりました。この120周年に同
窓会、在校生、保護者、学校関係者、地元の皆様と共に記念式典
などを盛大に執り行い、更なる母校の発展、そして地域の発展に
向けて、実行委員と企画を練り上げ、従来以上に思い出に残る周
年事業にしてまいりたいと思います。つきましては、極めて厳し
い経済状況の中で甚だ恐縮に存じますが、本事業の趣意に是非と
も同窓生のお力を結集していただき、在校生にとっても同窓生に
とっても心に残る周年事業となりますようご寄付に格別のご支援
とご協力を心よりお願い申し上げます。
同窓会の運営は、会員の皆様のご協力なくしては決して運営
できるものではございません。引き続き同窓会運営に、会員の
皆様の益々の力強いご指導、ご協力をお願い申し上げます。
末筆となりますが、三条中学校・三条高等学校同窓会会員の
皆様のご健勝と益々のご活躍を祈念申し上げ、ご挨拶とさせて
いただきます。
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